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VOL.35 NO.1 '18/春 <年度方針>

未来に向けて、自ら変わり会社を変えよう

代表取締役社長 石﨑信三

【2017年度の振り返り】

 第10次中期経営計画の折り返し地点である2017年度を振り返ると、自動車部品事業では、未来の自動車へ対応する次世代商品の開発、市場の要求に応えるための商品の高品質化、防府新工場の建設と稼働準備、中国拠点の改善対応、メキシコ拠点の立上げ準備などに取り組みました。建材事業においては、サッシ事業、リフォーム事業の強化、施工前検討による施工力の向上などに取り組みました。経営管理本部では、働き方改革、多様な人材に対応するための新人事制度検討、社内のインフラ整備、コーポレートガバナンス体制構築の一環として、リスクマネジメント、コンプライアンス体制の整備、業務プロセスの見直しを目的とした基幹情報システムの再構築検討などを行いました。2016年度に引き続き、将来の発展に向けた経営基盤強化に取り組み、皆さんの努力が着実に成果へ結びついているものと思います。

【今年度、取り組むべき課題】

 2018年度に取り組むべき課題としては、自動車部品事業においては、更なる品質の改善、次世代新商品への取り組み、海外拠点の活用によりグループ全体を高めるグローバル戦略の展開などです。建材事業においては、サッシの前アッセンブリー化、サッシメーカーとの連携体制構築、複層ガラスの製販一体化による効率改善などが上げられます。

 また、全社的には、海外で活躍できるグローバル人材の育成と次代を担う人材の確保、最新のIT技術を活用した業務プロセス改善、CI(コーポレートアイデンティティー)への取り組みなど、多くの課題が残されています。2018年度は、中計の最終年度であり刈取りの年度となります。目標達成のため、今一度計画を見直し、課題解決により中計を達成されることを強くお願い致します。

【生き残りをかけて変化する】

 環境の変化は著しく、時代とともに変化のスピードも急速化しています。年頭所感でも申しましたように、2020年が大きな節目になると予測されます。今後、当社が発展して行くためには、この数年での取り組みが大きなカギとなります。環境の変化に対応し、自ら変化するものだけが生き残れるのです。我々一人ひとりが変わり、会社が変わらなければ、我々に明日はありません。まさに「Change or die」と言えるでしょう。お客様の要求は何かを考え、商品・サービスを変える。あるべき業務プロセスは何かを考え、業務を変える。今そして将来の自分に何が求められているかを考え、自分自身を変える。変革を起こし会社を変えるのは、我々自身であることをご理解ください。目の前の業務だけにとらわれず、問題の本質をしっかり把握し、常に将来を見据え、計画的で具体的な解決策を考え、着実に行動に移してください。他人任せにせず、自ら行動し変革につなげることをお願いします。

【2018年度 会社方針】

 前述の「変わる」と言う言葉を、より具体的に示しているのが、第10次中期経営計画の基本戦略である「3PIC作戦」です。商品・サービス革新、業務プロセス革新、人材育成を徹底するため、2018年度の会社方針も前年度に引き続き、次の通りとします。

 皆様方におかれましては、この3つの革新をスピードと実行力をもって推進していただきますことをお願い致します。

2018年度 会社方針

3PIC作戦2018 (Product, Process, Person, Innovation for Customer)

全てはお客様品質を実現するために

1.信頼される高い品質と市場をリードする商品・サービスを提供しよう

2.業務プロセスを革新し、見える化・迅速化・正確化を実現しよう

3.安全を最優先し、仕事の質を高め、責任をもってやり遂げよう

【創業100周年を機に新たなスタートを】

 2018年度、当社は創業100周年を迎えます。今の当社は、諸先輩方の努力やお客様、協力業者様、その他関係先様のご協力によって築き上げてられたものであることを忘れてはなりません。その方々に感謝しつつ、過去の積み重ねや実績に甘んずることなく、新たな時代を創り上げて行くことは、我々に課せられた使命です。

 創業100周年を新たなスタートとし、一人ひとりの自発的行動と変革による全社一丸体制で、2018年度を成果にあふれる記念すべき年度といたしましょう。