「品質で選ばれる会社になる」

取締役　専務執行役員　自動車部品本部長　中村　光

コロナ拡大等の逆風にも関わらず、企業は当たり前に成長を目指した活動を続けねばなりません。'19年度の自動車部品本部は、品質・収益の目標に対して大幅未達に終わりました。'20年度の客先各社の減産基調の中で、本部は11次中計目標達成へ向け、下記を今年度重点施策として取組み、挽回を図ります。

まず、「品質」については、'19年度収益を圧迫した市場品質問題の早期解決が急務です。専任チームを中心に総力で対策を実行します。また、作業標準と実作業の一致へ向けて、イコール活動を加速させます。実態と合致した標準を再整備し、標準を徹底的に守る事を全本部展開します。更に、新車ゲート管理は今期中に仕組みを完成させて、実施します。'19年度に本部で宣言した「品質で選ばれる会社になる」ために全力を尽くします。

次に「収益力」について、従来の生産性向上・業務効率化に加えて、ロス顕在化・削減を進めます。お客様へ提供する商品・技術・サービスが「価値」、それ以外は全て「ロス」と考えて、工場・間接部門の全ての領域で、あらゆるロスを削減します。結果として、スリムで筋肉質な組織運営を体現させます。

上記施策を推進するのは、本部全員の総力です。本部員個々の技能・問題解決能力・人間関係能力の向上を図り、昨年度以上に本部全体がワンチームで一丸となって、目標達成に取組んで参ります。危機をチャンスとすべく、緊迫感を持って難局を乗切る所存です。