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VOL.32 NO.2 '15/夏 <休日の過ごし方>

 

 最近のマイブームとして、ホームセンターでのウインドショッピング的な刺激を受ける時間が多くなってきた。従前は、必要に迫られて資材を買い求めるスタイルであったが、昨今の品揃えには驚くことが多く、時間を忘れるほど見入ってしまっている。一度行けば、2時間近くをウロウロし、アイデア商品や工具、こんなものまで売っているのかと感心させられ、衝動的に、その場で買い求めることもあるが、ほとんどが記憶に留めるもの。

 先日も趣味用の棚を製作するため、壁の寸法を測り、おおよその構想を描いて売り場に出向いたが、想像を超える木工資材のバリエーションやユニークなモノを観て、目的は同じだが当初構想とは異なるデザイン・工法で製作することとなった。

 これは、従前の限られた知識での思考に新しい情報が加わったことで変化・進化をしようとしたもので、言い換えれば、過去の古い知識のみに頼らず、新たに得た情報の記憶の拡がりや深さで思考の幅も変わってくるというもの。事前の経験による知識があってこそ創造が容易となり、結果、スピードある行動が出来るというもので、情報を得る機会づくりを心掛け、期待を超える事象を体感することが肝要と感じている。

 休日まで仕事優先という事ではないが、何時どんな場面でも多くの情報が溢れており、興味をもって棚入れすることが蓄積となる。日頃から、集中と少し踏み込んだ思考を心掛け、習慣化することが大きな革新の一助にもつながるものと思います。

取締役 自動車部品本部長 多賀 慎一