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VOL.33 NO.4 '17/冬 <年頭所感>

「全てはお客様品質を実現するために」を念頭に、チャレンジ、そしてやり切ろう。

                         代表取締役社長 石﨑信三

新年明けましておめでとうございます。ご家族おそろいで健やかによい年を迎えられたことと思います。

◆干支が示す今年の動き

昨年の干支は、丙申(ひのえ・さる)でした。成長たくましく、激しく突っ走る年を示し、これまでの仕組みや常識を突き破り、新たな考え方を持たなければ前進できない一年になると申し上げました。

地元広島では、現職の米国大統領による初の広島訪問が実現し、戦後における新たな時代に向けての転換期を迎えたものと言えます。国内では初の女性東京都知事が誕生するなど新時代への移行を印象付けました。一方、海外では、異色の米国大統領誕生となり、就任後は、既存路線と異なる大きな転換を迎えることが予測されています。いずれにしても、激しく変化した一年であったと言えるでしょう。

 今年(2017年)の干支は、丁酉(ひのと・とり)です。丁(ひのと)は、草木が生い茂り、まだまだ伸び盛りという状態を示します。酉(とり)の由来は、動物の鶏とは関係なく、果実が熟した状態を示しています。丁酉は、期は熟し「決断と実行」を行うタイミングであり、一方では、まだまだ伸び盛りという意味を持つことから、その決断と実行によって更なる発展が期待できる年と言えるでしょう。

◆時代の変化を捉え、変革の波を起こそう

いつも話をすることですが、時代の変化は非常に速く、常に変革をし続けなければ、置き去りにされ、仕事はなくなってしまいます。変化を捉え将来を予測し、いち早く対応することが生き残りには不可欠です。皆さん一人ひとりが、周りを見て、先を見て、それぞれの職場で率先して改革することで、全社的な変革の波へと繋がることを期待します。

◆課題を認識し解決へ注力しよう

各事業において、現状の課題を整理・認識し、解決への取り組みを強化してください。

建材事業では、当社の強みとなる差別化された商品・サービスを確立することです。サッシメーカーによるガラス事業の取り込みが進み、何らかの対策を採らなければ、建材事業は縮小することが予測されます。お客様にどのような価値を提供すべきなのか、他にはない価値は何かをしっかり考え、それを事業に展開する必要があります。

自動車事業では、直近の課題である品質改善を推し進めるとともに、競合他社に負けないコスト体質の作り込みが必要です。また、次世代商品の開発も急がれる課題です。

◆更なる飛躍に向けて基盤強化に取り組もう

今年は、第10次中計の2年目へと突入する年です。1年目で努力し積み重ねたことが、いよいよ成果へとつながる年と考えています。今年の干支である丁酉(ひのと・とり)が示す通り、期は熟し、当社が大きく成長するための重要な1年になると言えるでしょう。飛躍に向けた基盤強化のため、やるべきことの再整理とそのロードマップを再検討し、確実に実行に移してください。

◆全てはお客様品質を実現するために

ここ数年、一貫して言い続けているのが「お客様品質の実現」です。第10次中計の柱である「商品・サービス革新」「業務プロセス革新」「人材育成」の3PIC作戦も、「お客様品質」を実現するための手段です。社員の皆様一人ひとりが、お客様の求める品質を常に念頭におき、同じ方向に向け力を結集することで、お客様品質の実現に大きく近づくものと思います。

2017年は、創業100周年を迎える2018年へと続く最終の年となります。チーム石﨑として組織力を結集し、社員一丸となって、チャレンジし、そしてやり切りましょう。

最後になりましたが、今年も皆様にとってより良い一年となることをお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。