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VOL.38 NO.4 '22/冬 <年頭所感>

「unique×space」で、豊かな未来を造り上げよう


 新年あけましておめでとうございます。皆様健やかな新年を迎えられたことと思います。

 2020年2月より本格的に新型コロナウイルスの感染が広がり、社会や経済に多大な影響をあたえて2年が経とうとしています。人が生き幸せな人生を送るためにある経済社会活動において、人とのふれあいや楽しむことが大きく制限されたことは、皆さんにとって多大なストレスになっていることと思います。

 現在は感染者が減少していますが、まだ予断を許さない状況にあります。この状態をみんなで協力し乗り越え、何の制限もなく活動することで、喜びや感動を共有できる環境になるよう願っています。

 一方で、我々の働き方は大きく変化し、今まで当たり前だったことを一から見直す機会となりました。そして、もっと未来に起こると思われていた社会が突然目の前に現れたとても変化の激しい2年間であったことを振り返ります。

 この環境変化で得た新しい価値観を更に飛躍させ、我々の仕事のやり方を変革することで、企業体質を更に強化するよう取り組んでいきましょう。

 弊社は来期よりホールディング体制へ移行することを皆様にお知らせしておりますが、来期からスタートする中期経営計画に合わせ、4月から新体制がスタートできるよう、従業員の皆様には、多忙な日々を過ごされていることと思います。ご負担をおかけしておりますが、抜けの無いように注意し、ご準備いただくことを心よりお願いします。

 この体制により、4月には3名の新社長が誕生し、各事業の永続的な発展に向けての取り組みを進めてまいります。また、皆様にとりましても、ホールディングス化による不利益は生じることなく、やりたいことがやれる、言いたいことが言える、そのような会社になる体制を目指し努力してまいります。

 このホールディングス体制のもと、来期から第12次中期経営計画がスタートします。その中で私としては10年先の会社を描き「unique×space」というキーワードを導き出しました。

 そのキーワードが意味するとこは、「あんなものいいな、できたらいいな」という次世代に向けた唯一無二の発想と豊かな創造力、その実現方法を作り出せる技術力・商品力を持った会社になりたいということです。皆様も日々の業務や商品に対し「unique×space」であるかを常に考えていただき、生まれ出た発想を実現に向け具体化し、行動につなげていただくよう心よりお願いいたします。

 また、その実現性を高めるため、原動力となる人材育成をより強化します。専門的な業務スキルを習得すべく教育を行うとともに、人間力を高める教育も積極的に行いますので、皆様におかれましても自律的に勉強していただくことをお願いします。

 重要なのは皆様が健全であることです。日々の生活において誰かのためになることを行うこと、心から楽しめることを見つけること、心と体を健やかに保ち続けることだと思います。

 会社は適正な利益を出し続けないと生き残れません。それを作り出してくれるのは皆様の力以外にはないと考えています。即ち、皆様が健全な心身を維持することが、皆様にとって、会社にとっての成長の基盤であるということです。

 お客様に喜んでいただくこと、社会にしっかり貢献できていること、従業員全員が活躍できていること、それを建前などではなく本気で実現していくために、全力で努力する所存ですので、皆様にもお力を貸していただけますようお願いし、年頭の挨拶とさせていただきます。

 2022年の干支は壬寅(みずのえとら)です。壬寅は「陽気をはらみ、春の胎動を助く」ということで冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれるという意味だそうです。4月からの新しいスタートを楽しみにしています。

 皆で共に力を合わせ、この難局を乗り越え、豊かな未来を造り上げてまいりましょう。


代表取締役社長 石﨑泰次郎