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VOL.39 NO.1 '22/春 <グループ方針/株式会社石﨑ホールディングス>

Unique×Space(ユニーク・バイ・スペース)で感動を伝える企業へのスタートを


 新体制による石﨑グループとして、第12次中期経営計画をスタートさせました。その骨子となる中長期ビジョンについて、昨年の12月に幹部社員の皆様にお話しさせていただきました。この動画は、ホームページの社員用ページに掲載しておりますので、是非皆さんもご確認いただければと思います。

 モノづくりからコトづくりといわれて久しいですが、エンドユーザーは、合理性やコストメリットを超えて共に生きる皆様の幸せにつながる製品を望んでいると思います。お客様の満足度や社会貢献度を今まで以上に高めるためには、エンドユーザーを顧客としてとらえ、カーメーカー様やゼネコン様とはパートナーとしてお取り引きさせていただくことが重要です。そのパートナーシップのもと、安全で快適な空間の提供により、エンドユーザーの方々に日々の暮らしと人生をより豊かにしていただくために我々はビジネスをさせていただいている…それが私たちの意志「それって、will。」であることを認識してください。

 第11次中期経営計画では、お客様からの品質・価値向上を目指してまいりましたが、まだまだ道半ばと言わざるを得ません。自動車事業では品質問題がお客様への負担を増やし当社も収益に大きく影響を与える結果となりました。建材事業では、創業からの事業である窓のガラス事業が健全な収益を出せない状況となりました。外部環境においても、ウィズコロナ、脱炭素への取組など様々な変化がありました。

 現在、当社は新体制への移行もあり、皆様にはかなりのご負担を強いているものと思います。しかしホールディングス体制による経営がスタートし、権限と責任を移譲し、ガバナンスを整備し、皆様のやりがいを高めてことで、より能動的かつスピーディに社会やエンドユーザーのニーズに即応できる会社となるよう努力していく所存です。

 中長期ビジョンを実現していくためにも、改めてお客様の信頼を取り戻すことに注力することが必要です。第12次中期経営計画では、それを最重点項目としながらも、Unique×Spaceな商品提案とは何か、即ち、未来を見据え事業変革に挑戦し、すべての人が豊かな暮らしを実感できる「空間」を創造する企業になるための必要な商品とは何か?それを生み出すためには何が必要か?を一人ひとりが自分の役割と責任において考え、皆で力を合わせ実行に移すことで、「感動を伝えられる企業」への成長を目指しましょう。

 新体制となった石﨑グループを大きく飛躍させ、皆さん自身も幸せになっていただくためにも、まずは皆さん一人ひとりの心と体の健康を維持することが重要であり、会社としても、健康経営により一層注力してまいります。特に心の面での健全性を維持するためには、仕事へのやりがいやモチベーションを高めることが必要であり、それが生産性を高めることにもつながります。私自身も現場に足を運び直接話を聞き、組織風土を改善することで、皆さんが力を発揮できる職場にしていくことに注力してまいります。

 一歩先を見据え、世界のため社会のため全ての人のため、心を豊かに、感動を伝える、そんな会社の実現を目指して精一杯努力します。新生石﨑グループの更なる発展と社員一人ひとりがより幸になれるよう、皆さんの更なるお力添えをいただきますよう、よろしくお願いいたします。


(株)石﨑ホールディングス 代表取締役社長 石﨑 泰次郎